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北商事スタッフブログ

  • 2015年10月08日
  • エトセトラ

居抜きあれこれ【居抜きのメリット】

こんにちは。

いつも当ホームページをご覧いただきありがとうございます。

テナントの居抜による契約が盛んになって久しいですが、

まだまだわからない方もいらっしゃると思いますので、

今回より数回に分けて、居抜きの概要・メリット・デメリット・などを

書きたいと思います。

 

居抜による賃貸借契約では、2つの契約をしなければいけません。

1つ目は現借主(前借主)より什器備品の譲渡を受ける売買契約

2つ目は物件の貸主とテナントを借りる賃貸借契約です。

今回は1つ目の什器備品譲渡契約における売主・買主それぞれのメリットを

お話ししたいと思います。

 

通常の賃貸借契約では、スケルトン状態(何もない状態)の物件を借りて、

自分のイメージするレイアウトを考えて、工事をして、備品を購入して、配置して

という流れになります。

 

 

そうして営業をしていて、いろいろな事情でお店を手放さなければいけなくなることがあります。

契約上、通常は借りた時の状態に戻して(いわゆる原状回復)貸主に引き渡さなければいけませんので、

せっかく造った内装や購入した什器備品を、解体したりどこかに移動させたり処分したりしなければならず

お金がかかってしまいます。

出来れば、かかる費用を最小限に縮小して退去できればいいですよね。

そうしたときに、登場するのが、「居抜きによる契約」です。

この内装や什器備品を買ってくれる人を探します。

そうすれば、売買代金が入ってきます。

お金がかかるはずだったのに、お金がかからないどころか、逆にプラスになるということが

売主のメリットですね。

 

 

逆に買主のメリットはどういったことでしょうか?

それは、上記のこの文章を思い出してください。

「通常の賃貸借契約では、スケルトン状態(何もない状態)の物件を借りて、

自分のイメージするレイアウトを考えて、工事をして、備品を購入して、配置して・・・」

文章にするとたった2行程のこの行程も、物件を借りてからオープンを迎えるまでに

多くの時間と多くのお金、労力を使いますよね。

 

ただ、自分が出したいお店のイメージとよく似ているお店をそのまま購入することが出来れば

いかがでしょうか?

ここで登場するのが「居抜き契約」です。

まず、もう店は出来ていますので、オープンまでの時間を大幅に短縮することができますよね。

さらに、内装も什器備品も言ってみれば中古ですから、新品より安いに決まってます。

内装の手直しをするにしても、デザイナーさんや設計する会社さん・施工する会社さんへの

お支払いなんかも大幅に安くなるでしょう。

通常よりも時間を短縮でき、費用も圧縮できていますよね。

これが買主のメリットです。

 

次回はトラブルを避けるための確認事項と居抜き契約のデメリットを書いていきます。

 

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